この前の西島はとても眠かった。
かのトーマス・エジソンは
「寝るのはバカだ。みんな寝すぎだ。
私は死んだあとたっぷり眠る。」
などと大人げない事を現代のネット名言集に載るほどの公の場で言ったそうだが、
西島はそこまで大人げなくない。
寝たい時には寝ればいい。
寝たくなったらブログなんて途中でやめてしまえばいい。
ただMETROで寝ると顔に落書きをされるから気をつけたほうが良い。
この前の西島はとても眠かったので、言いたいことの半分くらい言えずに
なんとなく告知臭が強いまま終わってしまったことを
ことのほか悔やんでいるのでもう一度「live kilauea」について語ろうと思う。
本当は
ボロフェスタの事も書きたくて書きたくてウズウズしているのだが、それはまたの機会にして
今日は「live kilauea」。
西院には「Hanamauii」というスタジオがある。
そこに犬みたいな顔をした宮さんというオーナーがいる。
僕達ザ・シックスブリッツが京都でライブがある当日のリハーサルや、
京都組だけが練習する時などはここをよく使う。
よく犬みたいな宮さんが受付に座っている。
ちなみに古谷くんというスタッフの子もまた犬種の違う犬顔をしている。
studio RAGや、246といった大手のスタジオとは違い、
「繋がり」というモノを感じる個人経営のスタジオである。
僕が見知ったバンドもたくさんここで練習している。
日曜日のお昼には近くの高校の軽音楽部が顧問の先生引率で大挙してやってくる。
皆ちゃんと挨拶をする、きっとまだセックスピストルズを知らない良い子達ばかりだ。
「スタジオ」というモノが音楽の機関として、
どんな役割を担ってきて、そしてこれからどんな役割を担うようになるのかの知識を
西島は持ち合わせていないが、
「Hanamauii」というスタジオには確実に「コミュニティ」が存在する。
僕が知らない所にもきっとたくさんの繋がりがあって、「Hanamauii」を媒介として「コミュニティ」というのが形成されている。
というよりも
犬宮さんが僕達に「live kilauea」を一緒にやろう、と声をかけた時点で
「コミュニティ」というモノが顕在化されたと考えるのが正しいのかも知れない。
皆、こんな小難しい事は考えていない。
ただ面白そう、僕らのチャンスだ、お客さんたくさん来てくれたらいいなー、
そんな当たり前の理由でしか動いていない。
いないんだけれども、目標を共有できる仲間がいる。
それはコミュ障の僕のような人間でなければ、案外出来る事なのかも知れないけれど、
目標を達成することは本当に難しい。
それぞれの色んな思いがまとまるのはとても難しい。
でも、当事者である僕が言うのはなんだけれども、
このイベントは成功する。
僕には確信があります。
それは「Hanamauii」というスタジオと犬宮さんが作り上げてきた「コミュニティ」のユナイト加減所以です。
結束力が強い、とか、
能力が高い、とか、
圧倒的な求心力のあるリーダーがいる、とか、
そんな事よりも
色んな思いを包括できる、許容量のでかい「コミュニティ」ほど
最強のモノはない。
そこに目的意識があるのならば、必ず何か面白いことができる。
そんなモノを今実現しつつある「live kilauea2013」は大したものだと思うし、
企画から関われて光栄である。
8/22,23,24、お客さんに絶対的に面白いモノを見せれる自信が今の僕にはあります。
そして特に若いバンドマン達に遊びにきてほしい。
人間が集まれば、こんなに面白い事ができるんだと知ってほしい。
成り上がりの夢を一人思い描き続けるのも素敵だけれども、
ユナイトする事の強靭さを知ってほしい。
そこには必ず、頼るべきレコード会社の力すら通用しなくなりつつある、これからの音楽への可能性があるはずです。
だから皆来なさい。
「live kilauea2013」特設サイト